• 2016/08/04
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働くひとも、心地よく、自分らしくいられる場

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子ども一人ひとりのみずみずしい可能性、有能性、個性をよろこんで、それぞれが、ステキに発揮される環境を私たちは、コミュニティ全体でつくっているわけですが、その魅力的な人格や才能の持ち主として歓迎されるのは、子どものみならず、大人もそうです。ここでは保育者やチームの文化(雰囲気)についてのことを触れたいと思います。

保育者も、一人ひとり、性格も、得意なことも、好き嫌いも、趣味も、癖もそれぞれです。それが、そのまま尊重され、受け入れられること。その有能性を信じられていること。専門職としての資質を高めることと同じくらいに、もしかしたらそれ以上に、自分らしくいられていること、自己充実していることが、保育に携わるひとには、大事になってくるのではないでしょうか。気持ちやこころの余裕が、子どもたちにもコミュニティにも、還って行くということです。

一人ひとりが大切にされること、そして、その個が編まれて、子どもを支え、コミュニティに中心的に参加するよきチームであること。この2つのことが、常に両立しているように意識しながら、働く環境は、みんなでつくられて行きます。

チームは、「フラット」な形態を取っています。日常的に立場に関係なく、みんなで平等に対話しながら保育を組み立てて行くことを楽しんでいます。そして、働く自分たちの成長やワークライフバランスのためにも、働く環境やルールはどうあったらいいかを考えて行きます。

「働くひと、一人ひとりも成長する権利がある」。保育者として成長することは最も関心が高く、大事にされていることです。その中でも一番大切にしているのは、日常の対話です。対話において、ひとつ一つのことから、子ども観・保育観の共有があり、実践から保育についての見識を深めること、そのことが、一番の気づきとなり、成長機会につながることを経験しています。その上で、体系立てて保育を学んだり、ある分野の研究を深めることを、園の状況や保育者の発想から企画されて行きます。また、グループ園の例えば乳児担当が集まり子どものことや課題について話し合うことや、園長会・栄養士会・コミュニティコーディネーター会など同じ役割・立場の職員が集まり、情報交換や研修をする場があります。グループ全体で集まって子どもについて語る場もあります。その他、イタリア等への海外研修や、自分自身が研究してみたい領域を提案し、採用されれば、実現するといった主体的な学びも歓迎されます。

さらには、上記にもあるように、自己充実や人としての幅を広げるために、自らが探究したいことを探究する時間が保障されることや、その他、育休・産休の充実、時短勤務を小学校3年生まで取得できるようにするなど、様々なひとが、長く見通しを持って働けるような職場についても、話し合っています。

保育は、社会的にとても大切な仕事です。この仕事に誇りを持ち、充実した環境をみんなで手にして行く。それには、何より、楽しくて、風通しがよいのが一番ですが、それを、一人ひとりの想いから組み立てて行きたい。働くひとも、心地よく、自分らしくいられる場。それも、まちの保育園で大切にされていることです。